坂内くららさんの論文が日本ストレスマネジメント学会第二回奨励研究賞(嶋田洋徳賞)を受賞

坂内くららさん(コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程3年)の論文が日本ストレスマネジメント学会第二回奨励研究賞(嶋田洋徳賞)を受賞しました!

 

受賞論文

坂内くらら・嘉瀬 貴祥・木村 駿介・大石 和男(2017).プロのピアノ奏者における演奏不安の発現の包括的構造に関する質的研究-心理・身体・ 環境要因とパフォーマンスの経時的変化に注目して- ストレスマネジメント研究, 13(2), 64-84.

 

論文概要

国内外の先行研究において、多くの演奏家が「演奏不安」に悩まされていることが報告されています。これまでに、演奏不安の構成要因はいくつか明らかとなっているものの、それらがどのような経時的変化を経て発生し強化されるかについては報告されていませんでした。そこで本研究では、演奏不安の構成要因と演奏不安に関連する要因の抽出および要因間の関連を明らかにすることを目的に、プロのピアノ奏者を対象にインタビュー調査を行いました。得られたデータから、経時的変化を考慮したうえで、要因間の関連を検討した結果、演奏不安は、「本番前」、「本番中」、「本番後」の3ステージに分類されることが示されました。本研究の結果から、練習から本番中にかけて様々な種類の不安や身体的不調が生じた後、本番中のパフォーマンスが低下し、本番後には演奏の失敗の反すうが引き起こされることが示唆されました。

 

坂内さんのコメント

この度は、日本ストレスマネジメント学会第二回奨励研究賞(嶋田洋徳賞)を受賞することができ、大変嬉しく思います。今回、賞を頂くことができたのは、博士前期課程の頃からご指導を賜っている大石和男先生、大石研究室の嘉瀬貴祥先生、木村駿介さんのご尽力のお蔭です。この場を借りてお礼申し上げます。今後も、成果を現場に還元できるような研究を行っていきたいと考えています。最後になりますが、本研究に協力してくださった調査協力者の皆様、日頃の研究活動を支えてくださっている立教大学教職員の皆様に深く感謝いたします。