コミュニティ政策学科 高山賢太郎くんが「第1回 立教・熊本 「つなぐ」 プロジェクトサッカー教室・食事交流会」を開催

 

2019年1月5日、コミュニティ政策学科2年の高山賢太郎くんが代表として作り上げてきた復興支援イベント「第1回 立教・熊本 「つなぐ」 プロジェクトサッカー教室・食事交流会」が開催されました。

 

高山君は高校3年生だった2016年4月に熊本地震に見舞われ、祖母宅や慣れ親しんだサッカー練習場の惨状を目の当たりにし、やり場のない憤りと悲しみを覚えたとのことです。この体験を胸に刻み、ボランティア活動、災害を風化させないための様々な取り組みを行っています。

 

今回は7か月半もの時間をかけて取り組んできた「第1回 立教・熊本 「つなぐ」 プロジェクトサッカー教室・食事交流会」への想いについて、高山君に語っていただきました。

 

 

「地元熊本のために自分に何ができるのかを学び、考え、行動していきたい」

スタッフ、選手、子どもたちでの集合写真

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科 立教大学体育会サッカー部 2年 高山賢太郎です。

 

私・高山賢太郎が代表として7ヶ月半もの時間をかけて熱量を持って作り上げてきた復興支援イベント「第1回 立教・熊本 「つなぐ」 プロジェクトサッカー教室・食事交流会」を無事1月5日に完遂できました。

 

 

 

「地元熊本のために自分に何ができるのかを学び、考え、行動していきたい」

熊本地震を直接経験した私が、2年前上京するときに書いた手記中の言葉です。私は立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科への進学が決まっており、被災地支援も行うコミュニティ福祉らしい特色も知っていたため、関東でも熊本復興に微力でも尽力したいという強い想いで記したことを今でも覚えています。

 

現在、この手記に記した想いは、実際に現地避難所を訪問したり、関東でも伝える「支援」として講演させていただいたりなど様々な形で実現されています。その過程で、このプロジェクトを現地熊本で行うことができました。

このプロジェクトの目的の中には、

・サッカーやスポーツの素晴らしさを知ってもらうとともに、県産食品での交流会を通して「熊本」を感じてもらい、新年の良いスタートを飾り、冬休みの大切な思い出作りの場とする

・県内様々な地域の子どもたちや熊本出身のプロサッカー選手、大学生が「熊本」というコミュニティを通して熊本県民としてのつながりを感じ、交友を持ってもらうとともに生涯熊本県民としての誇りを持つきっかけを作る

・熊本を発信することで、風化させず、震災後大変な中でも元気に頑張っていることを伝える

といった想いも込めています。

 

ポール・ラッシュ博士記念奨学金授与式の写真

2018年6月中旬。ボランティア活動を行う学生を対象とした「立教大学ポール・ラッシュ博士記念奨学金」に採用され、池袋キャンパスにて郭洋春総長や五十嵐正司チャプレン長、平野方紹ボランティアセンター長ら関係者の方々と授与式がありました。その際、「地元熊本のために頑張ります」という決意を表明したことを今でも覚えています。その日から本格的な「つなぐ」プロジェクトが始まりました。

 

 

 

 

最初は、何から手をつけてやっていけばよいのか。初めてのことばかりで一切わかりませんでした。初めて書く保護者や行政向けの企画書や同意書、派遣依頼書。後援や協力の取り方… 弁当や保険の問題、保健所とのやりとり、グランドの確保。出せばきりがないくらい、やることはたくさんありました。私は、体育会サッカー部に所属しているため、勉強とこの活動、それも熊本で開催するということもあって、これらを両立させることは正直、本当に本当に大変でした。

 

手記が掲載された道徳の教科書を発行している熊本県教育委員会訪問

夏から冬にかけて、毎日サッカーと授業の合間を縫って、学生同士での打ち合わせや資料作り、印刷、備品買い出し、関係者との打ち合わせ、電話対応… 次から次へと新たにやることが出てきます。多くのことを毎日毎日行いました。サッカー部の休みには、現地熊本の行政やプロ選手との打ち合わせを行い、東京に帰ってくるということもありました。

 

睡眠時間がいくら削られようと、きつくても「熊本のために」という想いでなんとか乗り越えてきました。誰かに何かのきっかけを与えたいとも思っていました。だから、途中で折れることはなかったです。週6日の体育会での練習も、何があっても「自分の軸だから」と休むようなことはありませんでした。よく頑張ったなと今、落ち着いてみて思います。時には、企業間とのやり取りで悩み、眠れない日々を送ることもありました。しかし、それ以上に本当にたくさんの素晴らしい方とも出会いました。出会ったみなさんそのような方々でしたし、自分や熊本を応援してくれている人がたくさんいることに気づきました。だからこそ、自分が頑張ることで、熊本をもっと発信していきたいとも思えました。

 

 

最初は私・高山賢太郎の「熊本のために」という想いでしたが、気付いたときにはその想いの輪は広がり、個人の想いからこのプロジェクトに関わる全ての方の想いへと変化し、多くの人を巻き込んでいました。協力してくれる人は本当に増えていき、当日は、親交のあったJリーグ・ロアッソ熊本やなでしこリーグの選手、全国各地で活躍している大学生、熊本出身の立教大学生や東京住みのサッカー部の仲間なども参加してくれました。

 

 

 

また、熊本立教会(立教大学OB会)様をはじめ、私の手記が掲載された道徳の教科書を発行している熊本県教育委員会、3月末に避難所学童を訪れた時の先生、小中高のコーチやその保護者、ロアッソ熊本のファンやサポーター、メディアの方々、本当にたくさんの人が来てくださいました。とてもとても嬉しかったです。

ツイッターを中心にSNSで発信を続けた結果、参加した子どもたちの保護者以外にもギャラリーの方々が100人以上おられたと思います。まさか自分の想いが、こんなに大きくなるとは。思ってもいませんでした。参加してくれた子どもたち、大学生スタッフ、プロサッカー選手、関係者並びに来賓の方々、保護者…来ていただいた全ての人の笑顔を見て、7ヶ月半もの準備が報われた気がしました。

 

 

想いを持った人間たちが行動すれば、想いは実現します

みんなが笑顔に

強い想い、そこにぶれない軸のある、偽りのないものがあれば、人々を巻き込み、付いてきて応援してくれる人がたくさんいることも学ばせてもらいました。自分自身、この20年間、芯を持って生きてきたつもりなので、一つ、それが実ったのかなとも感じます。本当に、やってよかったです。これからも自分にできることはやっていきます。

想いを持った人間たちが行動すれば、想いは実現します。「熊本が盛り上がる」全ての来てくれた人が、笑顔になって充実した顔を見て、そう感じました。

 

サッカー教室、食事交流会ともに大盛り上がり

 

なぜここまで地元のために動けるのか。それは私がJリーグ・ロアッソ熊本の育成チームに中高在籍していたことも関係しています。熊本やロアッソの誇りを胸に戦ってきたことからです。今、まだまだ大変な方々が熊本にはおられます。私の大好きな熊本城は未だに大変痛ましい姿です。だからこそ、これからも自分にできることは必ずあると思っています。微力でも、行動しなければ何も変わりません。自分の行動から何かを感じ、熊本のために何かしたい。そう思ってくれる人が1人でも増えれば幸いです。熊本を背負う気持ちで、残りの大学生活も頑張ります。

 

 

大学生だからこそ、チャレンジできることもあると思います。立教は、それを本気で応援してくれる仲間や先生方がいます。どの分野でも、4年しかない大学生活をより充実させて行ける環境が立教にはあると思います。

最後になりますが、 本当に多くの方々がこのプロジェクトに関わってくださいました。私1人では、何もできません。多くの方々が手を差し伸べてくれたからこそ、今回このような素晴らしい企画が実現したと思っています。このプロジェクトが遂行できたのも、立教大学だからこそだと思っています。ご支援ご協力いただきました全ての方々、本当に本当にありがとうございました。

どうぞ皆様、今後ともよろしくお願い致します。

 

 

当日や、当日に至るまでの様子もぜひご覧ください。

 

立教大学公式サイト (避難所訪問や伝える支援について)

http://www.rikkyo.ac.jp/closeup/campuslife/2018/mknpps000000mw65.html

 

熊本日日新聞 (サッカー教室の準備過程について取材を受けました)

https://this.kiji.is/436420714485433441?c=92619697908483575

 

Jリーグ・ロアッソ熊本公式サイト (プロジェクト当日のレポート)

http://roasso-k.com/home_town/report/view.htm?id=602

 

熊本蹴球通信 (プロジェクト当日のレポート)

https://t.co/YrQBs1C3Ep

 

熊本立教会 (プロジェクト当日のレポート)

https://m.facebook.com/kumamoto.rikkyokai/

 

読売新聞 2019年1月6日付

熊本日日新聞 2019年1月7日付

朝日新聞[2019年1月9日付]