松長大祐さん(博士課程後期課程2年,石渡研究室)の論文がNeuroscience Lettersに掲載されました

松長大祐さん(博士課程後期課程2年,石渡研究室)の論文「Difference in the brain serotonin and its metabolite level and anxiety-like behavior between forced and voluntary exercise conditions in rats」がNeuroscience Lettersに掲載されました.詳しくは下記URLを参照下さい.
 https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0304394020308260

 

本研究は,ラットに様々な様式(自発,自発制限,強制)で運動させた場合の脳内セロトニン(5-HT)と情動行動を比較した実験で,自発運動群のラットの5-HTもしくはその代謝産物(5-HIAA)は,非運動群のラットと比較して,5-HTの細胞体である縫線核や不安に関連する部位(線条体,視床下部室傍核,扁桃体)で増加し,不安様行動が抑制されることが明らかになりました.興味深いことに自発運動を制限すると,これらの効果は無くなることが明らかになりました.また,強制運動は逆に脳内5-HTを減少させ,不安様行動を増加させることも明らかになりました.これらの結果より,自発運動のみが5-HT神経活動を活性化し,不安様行動を抑制することが示唆されました.