コミュニティ福祉学部の3つの学科

コミュニティを軸に人間と社会を結びつけいのちの尊厳と人々の福祉を考えます。

21世紀の最も重要なテーマは福祉社会の構築です。そのためには、生活者の視点から社会を組み替えたコミュニティ形成を欠かすことができません。コミュニティとは人々が主体的に参加してコラボレーションすることで創り出される社会組織です。多様な人々がそこで関係づけられ、ウェルビーイング(福祉)が追求されるのです。コミュニティ福祉学部は、このような視点から人間福祉に関連する諸学を総合した新たな福祉学の構築を目指して開設され、優秀な卒業生を社会に送り出してきました。社会は絶えず変化し、広がりと深まりをもって私たちに課題を突きつけています。国際社会に目を向けると、頻発する紛争や貧富の差の拡大、そしてグローバル化の中で地域社会の変容が進んでいます。国内では、少子・高齢化の一層の進行、青少年犯罪や家族問題の深刻化をはじめとする福祉課題が広がっています。社会福祉や社会保障制度、地方自治制度も大きな改革が進んでいます。これらの変化によって社会の複雑化が進み、問題解決のための専門的な検討が求められています。「コミュニティ政策学科」は自治体職員やNPOスタッフとして、リサーチ力・企画力・実行力をもってコミュニティの形成に貢献する人材を養成する学科として、時代を切り拓く新しさに満ちています。「福祉学科」は福祉実践を担う専門職であるソーシャルワーカーの養成に焦点をおいた最適な教育体制を実現しました。そして「スポーツウエルネス学科」では身体と運動をキーワードとしてあらゆる人々が健康で豊かな生活をおくれるように働きかけていく学問を学びます。

3学科共通の大きな特徴は、1年次から4 年次まで切れ目のない少人数教育の場があること、多くのフィールドから体験知を得られる多彩なフィールド型科目の展開、自治体や高校などのコミュニティとの連携による研究、大学での学びの導入への支援です。そして、これらの実践的、かつ学生ひとり一人と教員とが対等に学べる仕組みが、コミュニティ福祉学部で学ぶあなたを、より高く成長させていきます。

学部体系