基本目標と研究所の構成する領域
コミュニティ福祉研究所の基本目標
コミュニティ福祉に関する諸研究機関、諸機関、あるいはそこに属する研究者やコミュニティづくりに取り組む実践家との連携や協働事業の展開による研究の推進を図る。また、社会連携研究等の公私のファンドを積極的に獲得することで研究資金の拡充を図る。
1.研究・開発
コミュニティ福祉学研究科と有機的に連携を図り、コミュニティ福祉に関する研究者の養成を行なうとともに、地域や民間のコミュニティ福祉に関する実践家の養成に寄与する。
2.人材養成
研究成果を書物や情報媒体を活用して積極的に発信するとともに、立教大学の全学共通カリキュラムや専門科目に提供し、将来的には科目提供を行なうことも視野にいれて取り組む。
3.教育開発
具体的な地方自治体やNPO/NGO組織等との連携事業を展開する

4.地域連携
当面は「ソーシャルワーク」、「コミュニティ政策」、「福祉人間学」、「スポーツウエルネス」、「コミュニティ連携支援」の5分野を主たるテーマとした研究領域とする。
これらの研究開発領域については、社会の要請や研究科の動きに連動しながら領域の拡充や統合など柔軟に対応するものとする。また関連する研究所(社会福祉研究所、21 世紀社会デザイン研究所、ウエルネス研究所等)との連携を図り、同時に学部・研究科に附属された機関としてのコミュニティサポートセンターとの連携により、地域における実践活動、教育活動との連携を図り研究と教育・実践の効果を最大限に追求していく。
1)ソーシャルワーク研究開発領域
社会福祉の個別援助領域、コミュニティを基盤としたメゾ領域、福祉政策および計画のマクロ領域にわたるソーシャルワークに関する実践的な研究開発と高度な専門性を有する人材養成を図る。
2)コミュニティ政策研究開発領域
コミュニティ形成に関するコミュニティ政策形成、制度設計、ヒューマンサービスのマネジメント、非営利組織のあり方など、コミュニティデザインやコミュニティ形成に関する実践的な研究開発と高度な専門性を有する人材養成を図る。
3)福祉人間学研究開発領域
宗教人間学、臨床心理学等の視点から福祉人間学研究に関する理論的、実践的研究開発と高度な専門性を有する人材養成を図る。
4)スポーツウエルネス研究開発領域
全ての人のウエルネスの向上を目指した運動の考え方と方法論、スポーツ的ライフスタイルの構築、環境の整備等、運動を通したウエルネスの向上と高度なスポーツ文化の形成に関わる実践的な研究開発と高度な専門性を有する人材養成を図る。
5)コミュニティ連携支援研究開発領域
具体的な地方自治体やNPO / NGO 組織等との連携事業を通して、コミュニティ福祉に関する実践的な研究開発と高度な専門性を有する人材養成を図る。