福祉学科 芝田英昭教授『くらしと社会保障』新刊のご紹介
芝田英昭著『くらしと社会保障』日本医療福祉生活協同組合連合会、2021年9月発行
前任校大学院の私のゼミ(社会保障ゼミ)で学んだ3人が、日本医療福祉生活協同組合連合会本部の役員・職員として働いている縁で、同協会に所属する地域組織の職員・組合員向けの「社会保障のテキスト」執筆を依頼された。
その後約半年かけて、明治以降の日本の社会保障前史、第二次世界大戦後の社会保障発展史をレビューした。改めて、歴史的スケールで社会保障を顧みたが、その間は他の依頼論文3本を抱えていたこともあり、暗く長いトンネルの中で出口を手探りするようで、とても苦しかった。ただ、完成してみると、いくつもの発見があった。
加えて、同書の前回執筆者が医療経済学の大家の東北大学名誉教授日野秀逸先生(故人)であったので、執筆中は常時プレッシャーを感じていた。正直、「やっと完成した」とホッとした。
今回の拙著の内容はここには記さないが、お暇な折に是非ご笑覧いただきたい。
2021年10月7日
芝田 英昭